"そしていよいよスタート。パレードラップを終えてコースに入ると数万人の大歓声。引き返そうかと思ったほどの大歓声で何だかF1みたいだった。そんな大勢のお客さんに一流のトップ選手もアドレナリン大放出。グイグイとペースが上がりかなりのハイペースになった。しかも、僕は後方にいたのでコーナーが来るたびに前が詰まる。たまらず減速するが、またそこからトップスピードまで加速しなくてはいけない。ストップ&ゴーはF1だけでなく自転車レースでもきつい。だんだん付いていけなくなり、集団の後ろに下がったところで、フランスの選手が横に並んでくれた。
そして、『F1見てたよ』と言いながら尻を触ってくる。何と僕を押してくれているのだ。その時の時速は56km。僕を押しながら片手で走っているのにだ。やはり一流選手は違う。そんな選手の中でレースをさせてもらっている幸運。そしてビリを走っている僕の名前をコールするお客さんの歓声。本当に幸せだった。
結果、ジャパンカップはリタイアに終わった。でも僕はしつこいからもっと強くなる。いい思い出をもらったと同時に、また貪欲(どんよく)になれそうな気がした。
(レーシングドライバー&冒険家)"
そして、『F1見てたよ』と言いながら尻を触ってくる。何と僕を押してくれているのだ。その時の時速は56km。僕を押しながら片手で走っているのにだ。やはり一流選手は違う。そんな選手の中でレースをさせてもらっている幸運。そしてビリを走っている僕の名前をコールするお客さんの歓声。本当に幸せだった。
結果、ジャパンカップはリタイアに終わった。でも僕はしつこいからもっと強くなる。いい思い出をもらったと同時に、また貪欲(どんよく)になれそうな気がした。
(レーシングドライバー&冒険家)"
— 中日スポーツ:ビリを走る僕の名前をコールするお客さんの歓声。本当に幸せ ジャパンカップロードレース:コラム 片山右京・チャレンジライフ(CHUNICHI Web)
(pedalfarから)